部屋のカーテンを開けて自然光を浴びることには、多くのメリットがあります。
学習時の集中力を高める効果や、良質な睡眠をサポートする成分の分泌など、日常生活の質を向上させる要素が盛りだくさんです。特に日中は、カーテンを開けて自然光を浴びながらの作業が非常に捗ることでしょう。
しかし、自然光(太陽光)には『紫外線』の影響も潜んでいます。
紫外線を気にせず、作業効率を保つために、紫外線カットのカーテンを導入しましょう!
この記事では、紫外線カットカーテンの導入により、作業効率が変わるのかを検証していきます。
結論:作業効率は「ほぼ」変わらない
紫外線カットのカーテンを使用しても、作業効率は変わらないことが多いです。
というのも、自然光(太陽光)には「紫外線」「可視光線」が含まれており、多くのメリットがあるのは「可視光線」だからです。
以下、ざっくり説明した図です
紫外線をカットするカーテンは、主に紫外線部分の光を除去します。
体内時計や作業効率に影響を与えるのは主に可視光線なので、紫外線カットカーテンがあってもこの効果は基本的に変わらないと考えられます。
しいていえば、紫外線カットカーテンによって窓ガラスの透過性が変わり、可視光線の一部も遮断される場合があります。
その場合、自然光(太陽光)の効果に若干の影響が出る可能性があります。
しかし、紫外線自体は皮膚に対してダメージを与えるため、皮膚の健康を保つために紫外線をカットするほうを優先したほうがいいでしょう。
安心したところで、自然光の具体的なメリットを説明します!
自然光の効果(メリット)
自然光(太陽光)は、私たちの心身とって多くのメリットがあります。
集中力の向上
自然光の下での学習や作業は、集中力を高めることが研究で証明されています。
【ストレスの軽減】
自然光は、ストレスの軽減や心の安定に効果があるとされています。
【適度な明るさの確保】
自然光は、人々が心理的に快適に感じる明るさや色温度を提供します。
【視覚情報の処理】
自然光は、視覚系を通じて脳に情報を送り、覚醒を促進する効果があります。
【覚醒を促すホルモンの生成】
自然光によって体内時計が正確に調整されると、日中はホルモンにより自然と覚醒します。
以上の理由により、自然光には集中力を高める効果があるとわかります。
良質な睡眠につながる
人間の体には、約24時間周期で動く内部の時計があります。
この体内時計は、体温、ホルモンの分泌、睡眠など、日々のリズムを調整しています。
朝の自然光はこの体内時計をリセットし、日中の覚醒と夜間の睡眠のリズムを強化してくれるのです。
【正常な体内時計の仕組み】
- 朝に自然光を浴びると、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制され、覚醒を促します。
- 気分を高揚させる神経伝達物質「セロトニン」が生成され、快適に過ごすことができます。
- 夜になると「セロトニン」は自然と「メラトニン」に変換されます。
- メラトニンの分泌が促進されたことで、睡眠の質を向上させます。
このように、朝に自然光を浴びることで体内時計をリセットし、覚醒とリラックスの自然なサイクルを促進することで、夜に眠りやすくなるというわけです。
自然光によって集中力が高まり、体内時計のサイクルも正常になるから、作業が捗るんですね!
紫外線の影響(デメリット)
紫外線は、人の皮膚や目に悪影響を及ぼすことが知られています。
皮膚・目への影響
【皮膚への影響】
紫外線は皮膚の老化を早め、シミやシワの原因となります。
更に、紫外線は皮膚がんのリスクを増加させることが研究で示されています。
【目への影響】
また、紫外線は目の表面の組織(水晶体)を傷つけることがあります。
過度に紫外線を浴び続けることで、白内障のリスクを高める可能性があります。
家具への影響
紫外線は家具の色あせや素材の劣化を引き起こします。
特に、天然の素材や染料を使用した家具やカーペットは、紫外線の影響を受けやすいです。
窓からの直射日光に晒された家具は、時間と共に日焼けし、色あせたり、素材が弱くなる可能性があります。
以上のことから、紫外線からの保護は、健康や日常生活の質を保つために重要だとわかりますね!
さて、自然光のメリット・デメリットを把握したところで、次はカーテン選びにまいりましょう!
紫外線カットのカーテンを選ぶポイント
結論でもお伝えした通り、自然光(太陽光)には「紫外線」「可視光線」が含まれています。
メリットがあるのは主に可視光線なので、紫外線をカットしてもこの効果は基本的に変わらないと考えられます。
というわけで、紫外線を効果的にカットするカーテンの選び方をご紹介します!
カーテン二重の場合、どのカーテンを使うの?
一般的なお宅では、薄手のレースカーテンと少し厚手のカーテンを二重にして使っていることが多いです。
より多くの光を取り込むためには、この内側の「レースカーテン」をいかに紫外線カットのものにするかが重要となります。
この記事では「紫外線カットのカーテン」と呼んでいますが、一般的に「UVカットカーテン」とも呼ばれています。
UVカットカーテンは、レースカーテンの生地に光沢糸などを織り込んで紫外線を反射させるのが特徴です。
可視光線(目に見える光)を遮らないので、部屋は暗くなりません。
「UVカット率」を見る
購入時は、UVカット率を確認しましょう!
UVカット率の目安は、80%以上あれば十分です。
カット率が高くなると、しっかりと紫外線をカットしてくれる一方、生地が厚くレース特有の透け感が少なくなるためです。
おすすめ紫外線カットカーテン
明るさを取り込むためには、レースカーテンを紫外線UVカット率の高いものにしましょう。
その条件を満たしたカーテンをおすすめします!
(画像左:Nナチュレドット、右:アラン)
ニトリ :レースカーテン(Nナチュレドット)
紫外線UVカット率93%!
「採光」という、日中にレースカーテンを閉めていても部屋が暗くなりにくい仕様です。
私はこれを使っているんですが、透けないし明るいし最高ですよ!おすすめです!
ニトリ :レースカーテン(アラン)
紫外線UVカット率87%!
これも使ってるんですが、ほどよく透けるので外の景色も見たい人はこちらがおすすめです!
紫外線をカットした場合の作業効率
自然光を取り入れることにより、作業効率は劇的に向上しました!
というのも、以前はカーテンを開けるのが面倒かつ、レースカーテンが紫外線カットのものではなかったからです。
いままで日焼けが怖くて開けられなかったけど、紫外線カットしてくれるなら毎日開けちゃう!
カーテンから光を取り入れた作業空間。
やわらかい光なので落ち着いて作業ができます。
また、意識のスイッチの代わりにもなりました。
「カーテンを開ければ作業開始!」という意識でいれば、開始後の作業も捗ります!
何より部屋が広く感じる!
部屋が広いとストレスも軽減されます。これが開放感か〜〜!
ひとつネックなのは、カーテンの開け閉めが面倒なこと。
そう、カーテンの開け閉めが面倒なのは変わらない。
というわけで、ボタンひとつで自動開閉するようにしました!
自動でできるの最高〜〜!!!
作業捗り空間を作ることができて満足です。
紫外線カットのカーテンにしてよかったなと思いました。
注意点:ビタミンDは摂取できない
ビタミンDの吸収も自然光のメリットです。
ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を促進し、骨の健康を支える重要な栄養素です。
人体で自然生成はされず、自然光を浴びることで生成されます。
ただし、ビタミンDには「紫外線」が必要なんです。
ビタミンDの生成は「紫外線」
ビタミンDの生成には紫外線B(UVB)が必要です。
紫外線をカットするカーテンは、通常UVBのほとんどを遮断します。
そのため、紫外線をカットするカーテンがある場合、室内で自然光を浴びてもビタミンDはほとんど生成されないでしょう。
食事やサプリで補うべし
ではビタミンDのために紫外線を浴びるべきでしょうか?
紫外線自体は皮膚に対してダメージを与えるため、皮膚の健康保持かビタミンDの生成どちらを取るか迷いますね。
個人的には、紫外線のカットを優先したほうがいいと思います。
ビタミンDは、食事やサプリメントから取る方法もありますしね!
私は毎日マルチビタミンのグミサプリ(UHA味覚糖)を食べているんですが、この中にビタミンDが入ってます!
それで補ったことにならないかな〜?
まとめ:さいごに
部屋のカーテンを開けて自然光を浴びることには、多くのメリットがあります!
\まとめです!/
- 自然光(太陽光)には「紫外線」「可視光線」が含まれている
- 集中力の向上や覚醒を助けるメリットは「可視光線」にある
- そのため、「紫外線」をカットしても作業効率を落としてしまうことはほぼない
- ただし、ビタミンDは生成されないのでサプリなどで補うべし
紫外線は紫外線は皮膚の老化を早め、家具の劣化も引き起こします。
カーテンで紫外線だけカットして、自然光のメリットを上手に活用しましょう!!!
素敵な自然光ライフを送ってくださいね!
以上、メモノテからお送りしました!
\関連記事/