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結論:経費で良いけど説明が大事
確定申告の際にスーツを経費として計上することは可能です。
ただしその際には根拠と状況の説明が重要です!
確定申告で何を経費にするかは自由ですが、税務調査の際にその内容が問われます。
税務調査とは、税務署から申告内容の調査が入ることです。
申告内容の答え合わせですね!
つまり、いつか税務調査が来た時に「このスーツは仕事に使っているので経費です」ときちんと説明できることが大事なのです。
スーツを経費として計上する場合、その必要性や使用状況を明確に証明できる準備をしておきましょう!
ただ、スーツは一般的に「私生活でも着れる衣類」だから扱いが難しいんですよね…
ここでしっかり証明ができない場合は、全額経費にするのではなく、何割かを経費にする「按分」にしたほうが無難だと思われます。
「按分」とは?
按分とは、経費を仕事とプライベートの使用比率に分けることを指します。
たとえば自宅の一室を作業部屋にしている場合、家賃は経費計上できるでしょうか?
生活もしているため、一部のみ経費計上することになります。
仕事とプライベート両方で使うような携帯電話、電気代などもそうですね。
按分は、仕事とプライベートの割合を出すことが大事となります。
スーツが「按分」と言われる理由
スーツのように仕事以外でも使用できるものの場合、全額を経費として計上するのではなく、按分して計上することが求められる場合があります。
たとえプライベートで着なくても、その可能性を払拭できないと全額は難しいのです。
逆に、プライベートで着ないような「衣装」や、ユニフォームとしての社名の入ったスーツなどは、全額経費計上しやすいですね。
例:スーツを按分にする場合
分かりやすいのは曜日で分けるパターンです。
平日勤務と土日休み、ざっくり7:3で分けたとします。
スーツを仕事で70%、プライベートで30%使用するとした場合、購入価格の70%を経費として計上することになります。
これはあくまで一例なので、自分に合った割合で按分しましょう!
スーツの勘定科目は「消耗品費」
「作業服」の定義
作業服は、業務に必要な衣服のことを指します。
ビジネスシーンでの必要性がある場合や、特定の職種でのドレスコードとして要求される場合など、業務に直結する目的で使用される衣服です。
たとえば、会社のユニフォームや医者の白衣などがこれに該当します。
勘定科目「消耗品費」
スーツや作業着などの衣服は「消耗品費」として経理処理します。
衣服は売上に直結するわけではない(原価ではない)ので、文具などと同じ消耗品として扱うわけですね。
「消耗品費」の書き方
10,000円の作業服を現金で購入した場合
▼全額経費計上する場合
消耗品費 10,000/現金 10,000
▼「按分」で経費計上する場合
消耗品費 7,000/現金 10,000
事業主貸 3,000/
経費計上の注意点
間違った経費を申告するリスク
誤った経費を計上すると、税務調査の際に指摘される可能性が高まります。
このようなミスが発覚すると、追加の税金が課される可能性があります。
正確な経費として計上する方法
- 購入時のレシートや領収書を保存する。
- 作業服の目的や必要性を明記する。
- 不明確な経費については税理士や専門家に相談する。
まとめ:さいごに
作業服の経費計上には注意が必要です。
特にスーツのようなプライベートでも使えそうなものは、明確な根拠と説明が必要となります。
適切な経費計上のための手続きや注意点を理解し、税務調査でも安心できるように準備をしておきましょう!
プライベートでスーツを着ていないことを証明するために、毎日コーデの写真でも撮っちゃおうかな
以上、メモノテからお送りしました!
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