はじめてのコミティア:2 | ジャンルの決め方編【マンガ進路相談レポ】

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コミティアには20を超えるジャンルが存在します。
(ジャンル数は規模によります)

コミティアのジャンル一覧(2023年12月時点)

  1. B…少年まんが
  2. G…少女まんが
  3. Y…青年まんが
  4. F…ファンタジー
  5. Q…SF
  6. J…JUNE・BL
  7. R…百合・GL
  8. U…ギャグ
  9. A1…アダルト(男性向け)
  10. A2…アダルト(TL・創作男女)
  11. A9…アダルト(その他)
  12. Z…動物
  13. H…歴史
  14. T…旅行記
  15. E…その他
  16. L1…イラスト(かわいい・おしゃれ)
  17. L2…イラスト(萌え・美少女)
  18. L9…イラスト(その他)
  19. X…アート・デザイン・写真
  20. N…文芸
  21. C…評論・情報
  22. M…音楽・映像・ゲーム
  23. D…グッズ・雑貨

ジャンルはイベント、規模、時期によってジャンルも違うので、あくまで参考までに。
必ず参加申込ページから確認してくださいね!

自分の出展内容がどのジャンルに当たるのか、迷いますよね。
そんなときに悩みすぎてしまうのもよくありません。

自分ではわからない場合は、人に聞いてしまうのも手です!

実際私は人に聞いた結果、「青年まんが」から「評論・情報」にジャンルを変更しました。

この記事では、マンガの進路相談を開講している「東西サキ」先生に、コミティアのジャンル相談をしたレポートをお送りします。

めもちゃん

ジャンルの決め方も聞けたので、迷っている方の参考になれば嬉しいな!

コミティア制作レポのバックナンバーはこちら

目次

東西サキ先生の「マンガ進路相談」レポ

めもちゃん

というわけで、無事ジャンルが決まりました。
ここからはマンガ進路相談の詳細とともに、ジャンルの決め方をお話するよ!

東京に、漫画の持ち込み先や進路相談、ネームやプロットの相談ができる相談室があります。
マンガ進路相談フロン」といいます。

代表は16年間書店勤務の経験がある「東西サキ」先生。
相談室では、数々の進路相談を受けてきた東西さんがアドバイザーとなり、マンガの傾向に悩むクリエイターの相談に乗っています。

相談室は東京にありますが、Webでの相談も受け付けているんです!

30分の進路相談

相談はZoomでの通話形式で、料金は30分3,300円です。
(60分だと6,600円)

本来ならマンガを持ち込む出版社の傾向を見てくれる相談室ですが、傾向ならコミティアのジャンルもいけるのでは…?と思って申し込んだら、普通にいけました。

というわけで「マンガ進路相談」に申し込み!
サイトから購入後、ネームを送り、ZoomのURLが送られてくるので当日開くだけです。

めもちゃん

それでは進路相談開始!

「情報」ジャンルという新境地

結果から言うと、「情報」ジャンルに出店することになりました。

元々は虎の子がフリーランスについて学ぶマンガを作る予定でした。
虎が主人公で、他のキャラクターも全員動物です。

このマンガのネームや参考資料をいくつか見てもらい、アドバイスを貰いました!

【アドバイスの内容】

  • 青年漫画ではない(男性はファンシーなものを好かないので、動物キャラのみでは目を引かない)
  • あなたは人間のキャラクターが可愛いのが武器なので、それを持っていくべき
  • 知識が含まれているのなら「評論・情報」ジャンルもアリ
  • 伝えたいものが「知識」なのか「キャラ」なのかを明確にして、明確な方をジャンルにする!

ということでした。
以下、具体的な選び方を選択肢として提示されました。

【ジャンルの選び方】

  • 動物キャラをメインにするなら「ファンタジー」や「青年まんが」
  • 作者独自の経験に基づく視点なら「評論・情報」
  • それでも結局は作家性によるところが多い
めもちゃん

なるほど、伝えたいもののメインを決める必要があるのか

それなら経験に基づいた情報がたくさん入った本を作って、情報ブースに出してみようと思いました。
正直青年まんがでは出展したことがあるので、別のジャンルを覗いてみたい…と考えたのも理由の1つです。

本の内容も「肩こり解消ライフハック」という分かりやすいものに変えました。

めもちゃん

これで方針が定まったよ!

正解じゃなくていい

「評論・情報」ジャンルに出展すると決めた後、一つ疑問が湧きました。

私は専門家ではない。
気になったことを調べて、まとめるのが得意なだけ。
そのため試行錯誤して出した結論が本当かどうかわからない。
そんな私が「評論・情報」ジャンルで出していいのだろうか。

ということをお話ししたところ…

【東西先生の回答】

  • 本の内容は「正解」じゃなくていい
  • 七転八倒して「私はこう思った」が知りたいだけ
  • いろんな人の生の声が得られるから、みんなイベントに行く
  • そこに責任を感じる必要はない

という回答をいただきました。

めもちゃん

そんなものなのか!

人に言われると自信になりますね。

イベントにたくさん行ってるわけではなかったので、どういうものなのかが知れて参考になりました!

マンガ内容のアドバイスも!

他にも内容について「こうした方が良くなる」というアドバイスや、向いている出版社などを教えてもらいました。

【内容のアドバイス】

  • タイトルで内容が分かるように
  • 可愛いだけじゃ間がもたない、スパイスが欲しい
  • キャラとキャラの関係性を明確にしたい
  • 語り部を明確にしたい

30分3,300円というプランでしたが、いろんな疑問に言及してくれたので、お値段以上の充実した時間になりました!

めもちゃん

これを反映したらもっといいマンガができるね!

\マンガ進路相談の公式サイトはこちら/

コミティアのジャンルの決め方

ジャンルが定まったので、改めてジャンルの決め方をまとめました。

コミティアのジャンル一覧(2023年12月時点)

  1. B…少年まんが
  2. G…少女まんが
  3. Y…青年まんが
  4. F…ファンタジー
  5. Q…SF
  6. J…JUNE・BL
  7. R…百合・GL
  8. U…ギャグ
  9. A1…アダルト(男性向け)
  10. A2…アダルト(TL・創作男女)
  11. A9…アダルト(その他)
  12. Z…動物
  13. H…歴史
  14. T…旅行記
  15. E…その他
  16. L1…イラスト(かわいい・おしゃれ)
  17. L2…イラスト(萌え・美少女)
  18. L9…イラスト(その他)
  19. X…アート・デザイン・写真
  20. N…文芸
  21. C…評論・情報
  22. M…音楽・映像・ゲーム
  23. D…グッズ・雑貨

ジャンルはイベント、規模、時期によってジャンルも違うので、あくまで参考までに。
必ず参加申込ページから確認してくださいね!

1.対象ジャンルを把握する

漫画本を出す方は、対象ジャンルが幅広いことを認識しましょう。

元々私は「まんが」と書いてある下記の3ジャンルのみが漫画本対象なのかと思っていました。
違うようです。

  1. B…少年まんが
  2. G…少女まんが
  3. Y…青年まんが

イラスト・デザイン・文芸・音楽・グッズを除いた全てが、漫画の「ジャンル」に加えていいんですね。

  1. B…少年まんが
  2. G…少女まんが
  3. Y…青年まんが
  4. F…ファンタジー
  5. Q…SF
  6. J…JUNE・BL
  7. R…百合・GL
  8. U…ギャグ
  9. A1…アダルト(男性向け)
  10. A2…アダルト(TL・創作男女)
  11. A9…アダルト(その他)
  12. Z…動物
  13. H…歴史
  14. T…旅行記
  15. E…その他
  16. C…評論・情報
めもちゃん

例えば「ファンタジー」なら、ファンタジー漫画とファンタジーイラストが混合になっているイメージかな

めもちゃん

でも漫画本が多いところでイラスト本出しても買ってもらえないって、友達が言ってた…

となると、イラスト本を出す方は下記のように「イラスト」と書いてあるジャンルの方が安心ですね。

  1. L1…イラスト(かわいい・おしゃれ)
  2. L2…イラスト(萌え・美少女)
  3. L9…イラスト(その他)

このような流れで、対象ジャンルを把握しましょう。

2.伝えたいものを明確にする

伝えたいものを明確にして、明確な方をジャンルにしましょう。
以下の3STEPだと決めやすいです。

【ジャンルの決め方3STEP】

  • 読者層を明確にする(刺さる人が居るジャンルにしないと見てもらえない)
  • ジャンルの候補を選ぶ
  • 伝えたいものを明確にして、明確な方をジャンルにする

STEP1の読者層についてはきちんと調査したほうがいいと思います。
私も今回マンガ進路相談で「男性はファンシーなものを好かない」というアドバイスを貰ったので、「青年まんが」を選ばないことにしました。

以上、このような流れで、ジャンルを決めるといいでしょう。

めもちゃん

どっちか迷うときは好きな方を選ぶか、内容をどちらかに寄せるのもアリだね!

客観的なプロの意見を貰うメリット

自分一人だと、自分の持っている知識のみが選択肢になります。

詳しい第三者に意見を貰うと、選択肢が増えることにも繋がります。

【プロの意見を貰うメリット】

  • 客観的に見てもらえる
  • 自分にはない経験則からのアドバイスがある
  • 選択肢が増える
めもちゃん

いいことづくめだ!

第三者は、コミティアで本を読む人全員の視点には立てませんが、最初の読者にはなってくれます。
人に読んで貰うことの大切さを実感しました。

あと単純に、良かったところを褒めてもらえるのは嬉しいですね。
東西先生はすごく褒めてくれるタイプなので、通話が終わった後もウキウキで作業に入れました。

ジャンルを決めるだけではなく、作品全体の意見ももらえたのが、今回マンガ進路相談をしてよかったところです。

めもちゃん

コミティア申込前にネームを描いて人に見てもらうと、そのあとも方針がぶれなくて助かるね!

まとめ「人に相談できるっていいね」

以上、ジャンルの決め方レポートでした。
ジャンル選びに迷っている方の参考になれば幸いです。

さいごにジャンルの決め方をおさらいします。

【ジャンルの決め方】

  • 対象ジャンルを把握する
  • 読者層を明確にする
  • ジャンルの候補を選ぶ
  • 伝えたいものを明確にして、明確な方をジャンルにする

こうしてみると、自分が何をメインとするか、それが誰に刺さるかを考えることが大切なんですね。

めもちゃん

ジャンルって奥深い!

それでは、これを読んだあなたのジャンルが決まることを願っています!

以上、メモノテからお送りしました!

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