気分を変えて、原稿を一気に進めたい!
そんな時におすすめなのが「カンヅメ原稿合宿」です。

カンヅメとは、作家が執筆に集中するためにホテルや旅館にこもること
そんなカンヅメに憧れ、私も作家気分で旅館(ホテルの和室)に2泊3日こもってみました。
結果は…めちゃくちゃ捗る!
- 近くに誘惑がないから作業が進む!
- 温泉でリフレッシュ&デトックスできる!
- 2泊プランで余裕をもって作業できる!
ただし、次回に活かしたいポイントが3つありました。
この記事では、カンヅメ原稿合宿のメリットと、快適に過ごすコツをお伝えします!
カンヅメ原稿合宿のメリット


カンヅメ原稿合宿のメリットはこちら!
- 誘惑がない
- リラックス&デトックスできる
- いつもと違う刺激になる
- 締切効果
1. 誘惑がないから作業が爆速で進む!


周りに誰も居ない静かな環境で、ひたすら作業と向き合えます!
家で作業すると、ついSNSを開いたり、寝転がったり、マンガやゲームに手を伸ばしたりしてしまいます。
ホテルや旅館に身を置くことで誘惑から解放され、静かな環境で集中することができます。
黙々と作業して、疲れたらお茶を飲んで、窓の外を眺めたりして一息つきましょう。
作業が爆速で進むでしょう。



ただし、いちばん手元にあるスマホに注意!
誘惑が詰まっているので、手の届かない場所に置いておきたいですね。
2. 美味しいご飯&温泉でリラックス&デトックス!


ご飯や温泉はリラックス&デトックス効果大!
朝食&夕食付きのプランを選べば、美味しいご飯で新鮮な体験をすることができます。
作業を頑張ったご褒美にもなりますしね!
原稿合宿は長時間座るので身体が凝りますが、温泉(お風呂)に入れるのでリラックスしつつ作業に戻れます。
集中できなくなったら、温泉に入りながら頭の中をスッキリさせるのもいいですよ!



私は食べ過ぎが気になったので、2泊3日中1泊目の夕食は無しを選択しました。
3. いつもと違う環境で脳が活性化する!


作業に行き詰まるのは、脳が「同じ思考パターン」にハマっている可能性があります。
いつもと違う環境に身を置くことで、新たなアイデアが湧くかもしれません!
旅行先への道中、交通機関、旅のワクワク感、作業環境、周囲の音、美味しいご飯、温泉、館内着、布団…そういった新しい景色・空間にいるだけで、視点が変わり、アイデアが湧きやすくなります!



ドーパミンが出て、やる気が出るとも言われています!
4.環境のリセットが「締切効果」を生む


環境を変えることで「この時間内に終わらせるぞ!」という「締切効果」を生みます。
人間は基本的に「追い込まれたら、その時間内で終わらせよう」とする生き物です。やりたくないことでも、やる意味がわからないものでも、締め切りに追われさえすればやる気になるものです。
デキる人が「あえて〆切間近を後回し」にする理由|東洋経済
人にもよりますが、自分を上手に追い込むことでポテンシャルを最大限に発揮するんですね。
「カンヅメ原稿合宿」は、原稿を早く終わらせたい人に時間制限を作れるイベントというわけです。



たしかに、締切がある方が作業って捗りますよね。
カンヅメ原稿合宿の作業効率をUPさせるポイント


カンヅメ原稿合宿の作業効率をUPさせるポイントはこちら!
- YouTubeやSNSは封印する
- 2泊以上がベスト
- 座椅子は身体を痛める可能性も
1. YouTubeやSNSは封印!集中力を切らさない工夫を!


誰もが持ち歩いているスマホは、YouTubeやSNSなど時間が奪われてしまうものが詰まっています。
私も最初は作業中にラジオを流したりSNSを覗いたりしてしまい、なかなか集中できませんでした。
思い切ってスマホは電源を切るか、遠くに置いておきましょう!
集中力がアップし、作業時間が長く感じることでしょう。
▼どうしてもスマホを触ってしまう方はこれ!





音ありのほうが集中できる方は、ボーカル無しの作業音楽くらいは付けてもいいかも!
2. 2泊以上がベスト!余裕のあるスケジュールを!


1泊って一瞬で終わるんですよね…!
移動の疲れがあるのでごろごろしてしまい、作業モードに切り替えきれなくて夜になり、ご飯と温泉でリラックスしてそのまま眠る…翌朝はもうチェックアウトの時間。なんてことも珍しくありません。
原稿合宿をするなら、余裕を持って2泊は確保しておきましょう!
1日フリーなら確実に作業できます!!!



1泊なら、作業時間は1日作業カフェやコワーキングスペースにいるのとそう変わりありません。刺激を求めるって点ならアリだけど…
▼日中だけのおすすめ作業環境はこちらで紹介!


3. 和室は要注意!座椅子は作業向きじゃない?


「カンヅメ」といえば、旅館やホテルの和室を使うことも多いですが、座椅子での作業は意外と大変です。
- テーブルの高さが合わないと、自然と猫背や前かがみの姿勢になり、背骨のS字ラインが損なわれる
- あぐらや正座をして作業すると、血流が滞り、足がしびれやすい
というデメリットがあり、肩こりや腰痛の原因になります。



現に、私も座椅子で背中・腰・お尻を痛めました。
実は和室より、椅子がある洋室の方が「カンヅメ原稿合宿」向きなのです。
とはいえ、和室での作業は憧れでもあります。
「どうしても和室がいい!」という方のために、座椅子で作業する際のコツをお伝えします。
- お尻が背もたれにつくくらい深く座る
- 骨盤を立てる
- 背もたれに軽く背中を沿わせ、前かがみにならないようにする



とにかく背中が丸まったり前傾姿勢にならないようにすることが大切です!
「原稿合宿向けのホテルってあるの?」という方へ。
神奈川県湯河原には「原稿執筆パック」がある旅館「THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA」があります。


画像引用:The Ryokan Tokyo YUGAWARA|楽天トラベル
ここでは創作活動やリモートワークに最適な洋室「クリエイターズルーム」があり、条件にピッタリ合います。
いいですね〜!こういう原稿合宿向けのホテルが全国に増えて欲しいなと思いました。
実践!2泊3日のカンヅメ原稿合宿レポ


作家気分で旅館(ホテルの和室)に2泊3日しました。
期限付きだけどたっぷり時間の余裕がある2泊プランは最高でした!


利用したのは、岐阜県恵那にある「恵那峡温泉ホテル ゆずり葉」。
全室恵那峡の景色を見ることができ、旬の食材を取り入れた会席料理が堪能できる温泉宿です。
宿泊プラン
- 1日目(和室):夕食無し、翌朝朝食付きプラン
- 2日目(和室):夕食あり、翌朝朝食付きプラン



ノートパソコン、iPad Pro、iPad miniを全部持ち込んで、気分によって切り替えて作業していました。



作業内容は、主に新作の原稿ネームです!
1日目:スタートダッシュに時間がかかる
電車とバスを乗り継いで、15:00ごろホテルに到着しました。
\良い感じに落ち着く和室です/


部屋から見える景色も絶景で、目に良さそうです。


iPadを開いて、ホテルのWi-Fiに繋いで、作業を始めます。
ちなみに1日目は夕食無しにしていたので、軽食を恵那駅の観光案内所で買い込んでいます。
夕食は鬼まんじゅう1個。
残りは2日目のお昼やおやつ用です。


部屋に着いたころは少し疲れていたので、簡単な事務作業を中心に行いました。
夕方になりようやく作業モードにスイッチが切り替わったので、原稿のネームを描き始めました。


キリが良いところで温泉に入り、早めに布団に入ります。
1日目終了です。



【1日目の感想】
1日目ってあっという間で、移動とちょっとした作業で一瞬で夜になっていました。改めて2泊にして良かったです。
2日目:満腹と作業の相性が悪い?
7:00起床。ホテルの朝食はビュッフェスタイルでした。


私はビュッフェスタイルと相性が悪くて、盛るのが楽しくて盛りすぎちゃうんですよね…!
なので120%くらい胃をパンパンにして朝食が終了しました。
流石にこのまま作業をしても眠くなるので、外に出てお散歩。


部屋に戻ってもまだ眠いので、仮眠をとり…
原稿作業を再開しました。


ラジオや作業用GBMをつけていると一瞬で時間が経つことに気づき、止めました。
これでは脳が自宅にいると勘違いしてしまう!
ホテルの清掃音が聞こえてきて、これはこれで良い作業用BGMだなと思いました。
集中力が切れてきたら、お茶を入れ、旅館でよく出てくるお茶菓子をいただきました。
「みたらしだま」という最中の中にみたらし餅が入ったお菓子で、上品で美味しかったです。


作業モードに上手く戻らなかったので、一旦温泉に入ってスッキリしてきました。
作業再開。
作業に集中していると日も落ちて来ました。


1日座椅子で作業してて思ったのですが、座椅子って作業に向かない…!?
背中・腰・お尻、全部が重く痛くなっていました。
ついでに座椅子の硬い部分に膝がゴリっと当たり、のたうち回っていました。
和室ってテンション上がるけど、身体には良くないんだなと実感しました。
夕食です。
コース料理で、地元の美味しいご飯がたくさん出て来ます。


デザートまで全部美味しかったです!
でもきちんと量があったので食後眠気が…!
もしかして、朝食夕食付きと作業って相性悪い?
と思うものの、ホテル・旅館のご飯って良い刺激になるので、単純に気をつけて食べ過ぎなければ良いだけかも。
温泉に入り、作業を進めて、早めに布団に入り眠りました。
2日目終了です。



【2日目の感想】
朝からのびのびと作業できました!1日フルで何も考えず作業するっていいですね。美味しいご飯と温泉をモチベーションに頑張っていました。
ただ、私の場合座椅子は作業に向かないことがわかりました。
1日で身体が悲鳴をあげたので、和室での原稿合宿は2泊が限度かも…
3日目:帰りはカフェにも寄っちゃおう!
6:00に起きてちょっと作業。
7:00過ぎに朝食ビュッフェ会場に向かいます。


どうして盛ってしまうのか…!
胃がはち切れそうになりながら、美味しくいただきました。
眠気に負けて仮眠をとりつつ、チェックアウトの準備をします。
10:00にチェックアウトしました。バスで駅まで向かいます。
作業へのモチベーションが残っているので、このまま昼はスタバで作業しました。


ずっと座椅子で作業していたので、椅子での作業が快適に感じました。



【3日目の感想】
3日目はチェックアウトするだけなので何もできない!
でも作業意欲に火はついたままなので、カフェ作業が捗りました。
この刺激も原稿合宿のメリットですね。
以上が「カンヅメ原稿合宿」の2泊3日レポです。
リフレッシュできて、作業も捗ったので、(お金と時間さえあれば)定期的にできたら最高だなと思いました。
まとめ:カンヅメ原稿合宿は楽しくて捗る!


「カンヅメ原稿合宿」で、集中して原稿を書いてみませんか?
作家気分で原稿ができる「カンヅメ」は、クリエイターにとって憧れのイベント。
実際にやってみて、メリットや気をつけたいポイントが分かりました。
カンヅメ原稿合宿のメリット
- 誘惑がないから作業が爆速で進む!
- 美味しいご飯&温泉でリラックス&デトックス!
- いつもと違う環境で脳が活性化する!
- 環境のリセットが「締切効果」を生む
カンヅメ原稿合宿の作業効率をUPさせるポイント
- YouTubeやSNSは封印!
- 2泊以上がベスト!
- 和室は要注意!座椅子は作業向きじゃない?
一番感じたメリットは、「いつもと違う環境で作業することによる刺激」だと思います。
自分へのご褒美イベントとして「カンヅメ原稿合宿」おすすめですよ!



あとは作業環境(机と椅子)が身体に合えば最高なのに!
そんなホテルがたくさんできたらいいのにな〜



この記事を読んだあなたにとって、快適なカンヅメができますように!
以上、メモノテからお送りしました!